15 心理カウンセリングを主体的に活用するために
心理カウンセリングに行きさえすれば、あとは心理カウンセラーが何とかしてくれると思っている人は多いかもしれません。
しかし、実際には、相談者が主体的な気持ちにならなければ、心理カウンセリングの効果はあまり期待できません。
だからといって、漠然とした期待感だけで、何をどのように主体的に望めば良いのかが分かるはずもありません。
そこで大切なのが、継続的に持ち続けるような大きな目的でなくても、心理カウンセリングの中でその時々に浮かぶちょっとした目的など、些細なことでも良いので、何らかの目的を持ち続けることです。
そして、合わせて思い出して頂きたいのが「11 『しあわせ』について」と「12 運命を分けるささやかな望み」での説明です。
この積み重ねが、望みを叶える習慣を身につけることにつながり、最終的に、心理カウンセリングを受けようと思った動機や目的の実現にもつながっていくのです。
このようなことを考えれば、きっと、何らかの形で主体性を持って、心理カウンセリングを受けられるようになると思います。