心を楽にするために振り返る子育て

そうかそうかムーブメント

そうかそうかムーブメント

私たちが、悩み込んでしまうのは、「複雑に考えすぎるようになってしまった」ということだけなのかもしれないと、最近思うようになりました。

複雑になりすぎた思考を、人間本来の単純なところへ戻すことはできないのだろうか?

でも、個別にカウンセリングを行って対応するのには限界がある。

そこで、映画「ペイ・フォワード」を思い出しつつ、『そうかそうかムーブメント』を提案してみようと思いました。

 

 

何をするのか?

それは、とても簡単なこと。

  • 「そうかそうか」と言ってあげる
  • 「そうかそうか」と言ってもらう

たったこれだけのことです。

使う言葉は、「そうかそうか」でなくても、「そうだねそうだね」「そうだよねそうだよね」など、自分 や協力者が気持ちを込めやすい言い回しで良いと思います。

また、例えば、「つらい」という言葉に対しては「そうだね、つらいよね。」、「本当に、悲しいよ・・・」という言葉には「そうだね、本当に悲しいよね・・・」などという言葉を返してあげても良いと思います。

「そうかそうか」と言ってあげる人も、「そうかそうか」と言ってもらう人も、きっと、今まで忘れていた大切なことを、感じることができるはずです。

【重要】
※まず、「そうかそうか」と言ってもらう立場の実践が先です。
そこで自分が何を感じるかを体験してみて下さい。

 

そうかそうかbot (Twitter)
お遊びですが、Twitterに『そうかそうかbot』というのを設置しています。
https://twitter.com/sokasoka_bot
よろしかったら、どうぞ! (2009/09/19)

ポイント

「そうかそうか」と言ってもらうとき

  • 協力者に次の依頼する
    • アドバイスや解決策を考えてくれなくても大丈夫であることを伝える
    • 「そうかそうか」とだけ言いながら聴いて欲しいということを伝える
  • はじめは、過去の出来事などを説明をしようとせずに、今感じている感情の言葉(悲しい、つらい、嬉しい、苦しい、寂しい、楽しい・・・ )を、感情を込めて繰り返し言おうとすること
  • 今の感情が表現できてきたら、その感情に乗せて話したい言葉が自然に浮かんできますので、それは、自由に話しても構わない
  • 協力者がアドバイスや解決策を考えてくれていると感じたら、感謝の言葉と共に丁寧に断って、再度、「そうかそうかとだけ言いながら聴いて欲しい」と依頼す

 

「そうかそうか」と言ってあげるとき

  • 相手の話の中の感情を表現する言葉(悲しい、つらい、嬉しい、苦しい、寂しい、楽しい・・・)に対して 、「そうかそうか」と言ってあげること
  • 事実・状況描写・考え・考えて理解したことなどには、あまり反応せず、 「ふんふん」といった感じに軽く流す
  • 解決策やアドバイスを考えようとしない。また、仮に思いついたとしても、それは伝えない
  • 感情の言葉がなかなか表現されない時は、「で、そのように考えて、今は、どんな気持ち?」などと、感情の言葉を誘ってみる。もし、感情の言葉が表現されれば、「そうかそうか」と言ってあげる。
    • 感覚を表現する言葉(暑い、寒い、おいしい、まずい・・・)は、感情を表す言葉の次に大切にして、同様に対応する
    • そして、「そう感じてどんな気持ち?」とか、「それは、あなたにとって、良かった事?悪かった事?」などと問いかけてみる
    • 感情の言葉が出てきたら、「そうかそうか」と言ってあげる

 

そうねそうねこれは、子育ての場面では、大いに威力を発揮すると思います。

※メルマガバックナンバー「『甘やかす』の本当の意味」を参考にして下さい。

  • 子供の様々な感情表現を、止めさせようとしないこと
  • 最初から、子供の様々な感情を、理屈を説明して納得させよう(我慢させよう)としないこと
  • 子供が話す細かな内容には反応せず、子供が表現している感情(悲しい、つらい、嬉しい、苦しい、寂しい、楽しい・・・)に対して、「そうかそうか」と言ってあげること
  • 特に、親が「子供がわがままを言っている」と感じる場面で、意識して行うようにしてみて下さい
  • 「そうかそうか」と言ってあげる時に、抱きしめながら言ってあげると、子供が安心・大丈夫になるタイミングも早まると思います
  • 泣き止まそうと焦らずに、気長にやってみようとすること
  • 親も子供もこの対応に慣れてきたら、抱きしめて「そうかそうか」と言ってあげる時に、「大丈夫になったら教えてね」と言っておくと、大丈夫になったタイミングで、「もう、大丈夫」と、教えてくれるようになります。(ことにもよりますが、子供にとって些細なことであれば、たぶん、長くても、15分もすれば、大抵は大丈夫にります。)
『この対応で子供の感情が大丈夫になる』という事実を、体験を通して理解できれば、子供と関わることが、随分 楽になるはずです。

 

お知り合いにも教えてあげて頂けませんか?

これを実践してみて、あなたにとって何か良いことがあれば、あなたの友人や知人に「そうかそうかムーブメント」の話をしてあげて下さい。

 

リンクを設置して頂けませんか?

「そうかそうかムーブメント」にご賛同頂ける方で、もし、ホームページをお持ちの方がいらっしゃいましたら、このページへのリンクを設置して頂けませんか?

そうかそうかムーブメント

 

バナーも作成しましたので、もし、よろしければご利用下さい。
(私のセンスでは、これが限界なのです・・・^_^;)
 
「そうかそうか」で日本人の心を救おう!「そうかそうかムーブメント」
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「そうかそうか」で日本人の心を救おう!「そうかそうかムーブメント」

よろしくお願いします。

祈り

これが日本中に浸透すれば、 カウンセリングなんて不要になってしまうかもしれないという危機感も感じるのですが、 今、手を付けなければ、 日本人の心は取り返しがつかない状態になってしまうのではないかと、 とても心配で提案する事にしました。

その先は、どうやって生活したらいいのだろうか・・・・?

そんな不安もありますが、 もし、そうなったらなったで、私も、まず、そうかそうかと話を聴いてもらってから、 先のことを考えてみようと思います。

2006.07.28

 

余談ですが「そうかそうか」は、ここから頂きました・・・

余談ですが・・・、

「そうかそうかムーブメント」という名前は、

このページで紹介する座禅の本の中に記載されていた公案をヒントに考え付きました。

それは、禅の本―無と空の境地に遊ぶ…NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 3の P.212 に紹介されていた白隠慧鶴の逸話というものです。

 

近所の商家の娘が、父親の知れない子供を産んでしまった。
問いつめられた娘は、つい白隠和尚だと言ってしまう。
怒り心頭に発した父親は、白隠のもとにどなりこんで、子供をおしつけた。
「おお、そうかそうか」 これが白隠の答えだった。
この醜聞に非難が殺到し、大騒ぎとなったが平然と、 「おお、そうかそうか」 やがて、娘は正直に白状する。
父親が平謝りに頭を下げ、子供をもらい受けたいと告げると、白隠はこともなげにまたこういった。
「おう、そうかそうか」

 

この話と、私が広まって欲しいと願っていることの雰囲気が似ているので、この話から「そうかそうか」という言葉を頂いて、「そうかそうかムーブメント」というネーミングにしました。

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