躁鬱(そううつ)病

説明
躁病相とうつ病相を周期的に繰り返す内因性精神病です。
躁うつ病 抑うつ気分と思考・行動の抑制を主症状とする抑うつは生気感情の異常であり、抑制が強いと混迷に至ることがある。
またその感情状態より貧困妄想、心気妄想、罪責妄想を認めることもある。
しばしば、自殺念慮、自殺企図があり発病気と回復期に多い。
躁病は自我感情の亢進があり爽快気分に加えて精神運動興奮、観念本逸を認め思考内容は誇大的、楽天的となる。
身体的には不眠、食欲亢進、性欲亢進などがあり、長期間続くと体重減少、体力消耗をきたす。
【精神科ポケット辞典[新訂版](弘文堂)、「躁うつ病」より抜粋】
もう一つの説明
広義的には、躁病、躁うつ病、躁病を総称して、躁うつ病と呼んでいるようですが、狭義的には、躁病相とうつ病相を周期的に繰り返す状態を指し、双極性障害とも呼ばれています。
うつ状態、うつ病、躁(そう)状態、については、それぞれ別のページで説明していますので、そちらをご参照下さい。
関連ページ
症状のもう一つの説明