執着
基本的には、固着で説明した内容と同じです。
執着は、自分にとって必要なものを手に入れるために人間に備わっている機能です。
そして、それは、
- その対象としていることを、自分の心の苦しみの原因と認定すること
- そして、それを自分の望む通りにすれば心の苦しみは解決すると考えること
によって陥ります。
ポイントは、それがそのときの自分に本当に必要なものかどうかということです。
それを達成することで、自分の心の苦しみが解消することもあるかもしれません。
しかし、実際は、それを達成しても、それで解消しない場合の方が多く、更なる解決を求めなければならなくなってしまいます。
つまり、望みをエスカレートさせることになり、この流れは繰り返されやすいところがあります。
また、それに相手が関係していることであれば、一方的に自分の望みを達成することだけを考える訳にもいかないので、やはり、行き詰ってしまいやすいところがあります。
このように、自分の興味によってその事象に意識が集中しているのではなく、苦しみの解決の為に事象に執着している場合は、その執着によっては何も解決できないことの方が多いと予測できるのです。
ですから、何かに執着してる時は、まず、その執着から離れ、そのときの自分に本当に必要なものは何かに気づくことが大切です。
執着から解放されるには、心の苦しさが解消すれば良いのです。これは、執着している望みとは無関係のところで達成することが出来ます。
その方法は、そうかそうかムーブメントを参考にして下さい。
本当に望んでいたことは、実は、それなのだろうと思います。
そして、苦しい執着から離れることも・・・・。